第17回Dr. マリが綴る「水ご健康」AtoZ

エナジックインターナショナル顧問
医学博士 上古眞理(じょうこ まり)

株式会社エナジックインターナショナル 広報誌 『E-FRENDS』より転載

還元水と運動の併用でQOLの向上を促すか!?

SD501が生成した還元水をつかって

インドネシアで糖尿病患者に試験

食事は腹八分目が良いと昔から言われていますが、お腹いっぱいになるまで食べていませんか?

成長期をとっくに過ぎているのに、1年前に着ていた服がもう入らなくなったりしていませんか?

定期的に体を動かせていますか? いつも何かしら不平、不満が溜まることばかりと思っていませんか?

以上は順に、食べ過ぎ・肥満・運動不足・スト レスの状態を聞いた質問です。そしてこれらに 「イエス」と答えたら、全部、2型糖尿病への道につながる生活習慣になってしまっています。

ちなみに1型は自己免疫疾患で、生まれつきインスリンが不足して発症します。患者数は2型が圧倒的多数を占めています。

今回紹介する研究はすでに2型糖尿病になっている人に対してのものですが、上記に当てはまる人も絶対タメになる話ですから、ぜひ読んでください。

連載の第14回で、糖尿病と還元水の飲用 について日本での研究データを紹介しました。今回はインドネシアの研究所のデータを紹介してみます(研究は台北医科大学と合同で実施)。

それは、2型糖尿病患者が定期的な運動と還元水の飲用によって、炎症と酸化ストレスの軽減やQOL(Quality of Life/生活の質)の向上をもたらすか、という研究結果です(『Antioxidants』誌/2020年10月号掲載)。

増大するインドネシアの糖尿病患者

インドネシアの人口は日本より多く2億7,900万人です。平均年齢は30歳程度で、世界の平均年齢(2020年現在30.9歳)とほぼ同じ。ちなみに超高齢化した日本の平均年齢は48.4歳です。

インドネシアの糖尿病の患者は2019年に1,070万人で、2045年には1,660万人になると予想されています。

さらに近年、糖尿病に限らず多くの病気の発症に慢性的な炎症や酸化ストレスが関連していることが分かっています。

そこでこの研究は、経口血糖降下剤を飲んでいる2型糖尿病患者が、還元水をしっかり飲むことと、運動として定期的にウォーキングをすることで、酸化ストレスと炎症マーカーが改善し、QOLの改善効果をもたらすのか、を評価しました。

なお、参加した2型糖尿病患者の選定にあたっては、以下の9項目の除外基準を設定しています。

1還元水の飲用経験がある。2認知機能低下がある。3四肢切断など歩行不能である。4妊娠中。5抗うつ剤を飲んでいる。6聴覚障害がある。7血栓、ガン、自己免疫疾患、その他疾患の既往がある。8インシュリン注射をしている。9身体および精神障害により歩行困難である。

20人×4群に分けて試験を実施

試験は以下のように、20人ずつ4群に分けて実施しました。

1群:還元水を毎日2L飲むグループ。2群: 毎日30分ウォーキングするグループ。3群:還元水を毎日2L飲んで30分ウォーキングする グループ。4群:対照群としていままでと同じ生活をするグループ。

還元水はレベラックSD501を使って研究所が作成したものを週2回、pH9.5、ORP(酸化還元電位)-400.1±13.3mVに調整し、1日2Lを8週間飲むように指示しました。

ウォーキングはとくに距離や速度の指定はなく、8週間、週5回、少なくとも1回30分間歩くように指示しました。

QOLのスコアを評価する尺度は、国際的に最も普及している「S F-36」を使っています。これは「身体機能」「活力」「社会生活機能」「心の健康」など8つの領域で、36項目の質問に答えた内容を数値化する尺度です。1~100点で 計り、得点が高いほどQOLが高いと判断されます。

還元水+運動で顕著な効果

 では結果を見てみましょう。まず普段と同じ生活をおくる4群(対照群)では8週後に血糖値は変わらないものの、酸化ストレスの指標および炎症マーカーが高くなりました。他の3つの群は血糖値と酸化ストレスの指標、そして炎症マーカーも低下しました。

QOLスコアについては、「身体的要素」と「メンタル要素」に分けて得点化したところ、毎日30分 のウォーキングのみの2群では、身体的要素(45.16→60.81)、メンタル要素(47.54→61.32)とも有意に増加し、総合でも46.33 →61.09というスコアになりました。

還元水を毎日2L飲んだ1群のQOLスコアをみると、メンタル要素(46.52→47.21)は増加せず、 身体的要素(45.16→57.09)と総合(45.84→52.16)は増加しました。

毎日30分のウォーキングと還元水の毎日2L飲 用を組み合わせた3群では、1群と2群に比べさらにQOLスコアは増加し、身体的要素が44.94→67.69、メンタル要素は46.43→73.54、総合でも 45.69→70.62という好結果でした。

4群(対照群)のQOLスコアは、身体的要素 (43.99→42.11)、メンタル要素(46.66→47.84)、総合(45.33→44.98)と、ほとんど変化は認められませんでした。

ウォーキングのお供は還元水!

糖尿病の血糖値のコントロールには適度な運動が必要であることは以前から言われていますが、QOLの改善にもつながるということを、今回の試験で証明できました。

還元水の抗酸化作用、抗肥満作用、抗糖尿病作用については、これまでのいろいろな研究でも報告されています。それは高い還元力と溶存水素に起因するのではないかと言われてきました。加えて、運動トレーニング後の還元水の飲用効果についても報告があります(これについては追って紹介します)。

今回の試験は、3群のようにウォーキングと還元水の飲用を組み合わせると、相乗効果が得られる ことを示しました。

そこで今日からウォーキングを始めようと思った方にアドバイスを。

アスファルトやコンクリートは思っている以上に 膝に負担がかかり逆に膝を痛める原因になりますので、土の上をお勧めします。それがむずかしい場合は、ウォーキング用のクッションがある靴を履いてください。そして大きめのウェストポーチに還元水を忘れずに。

第16回Dr. マリが綴る「水ご健康」AtoZ

エナジックインターナショナル顧問
医学博士 上古眞理(じょうこ まり)

株式会社エナジックインターナショナル 広報誌 『E-FRENDS』より転載

マウスの実験が示した水素の脂肪肝抑制機能

水素が豊富な還元水の飲用で

非アルコール性脂肪肝に対処可能?

「脂肪肝」という名称を聞いたことがあるでしょうか? 肝臓の5%以上の細胞の中に脂肪が溜まっている状態のことです。エコー検査をすると肝臓が白く輝いた映像になるので、健康診断などで指摘されたことがある人もいるかもしれません。

この脂肪肝——よく知られているのがアルコールの飲み過ぎで起こるものです。しかし最近は、アルコールを飲んでいないにも関わらず起こる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が注目されています。これが進行すると非アルコール性脂肪肝炎(NAFLD/ NASH)になりますが、昨今では、ウイルス肝炎を合併しない肝ガンが増えている主因と考えられています。

危険因子としては、肥満、糖尿病、脂質異常症、男性(であること)などがあげられます。 2009年から2010年に健康診断を受けた5,057人を対象に検討したところ、NAFLD /NASHは男性41.0%、女性17.7%に認められています(『日本消化器病学会雑誌』第 114巻・第5号「NAFLD/NASHの疫学とリスクファクター」より)。

還元水の持つ各種保護作用

脂肪肝は生活習慣を正すことで正常に戻すことができます。では、機能水にもその有効性があるのか、ということについて実験報告があったので紹介してみましょう。「高脂肪食非アルコール性脂肪肝モデルマウスにおけるアルカリ電解水および水素水の効果について」という論文がそれで、イスラエルのテルハイ大学が2018年12月に発行した『World J Gastroenterol』に掲載しました。

電解アルカリイオン水(EAW = 還元水)には抗肥満作用、抗酸化作用、抗糖尿病作用、肝保護作用があることが、各種学会等でこれまでに報告されています(本連載でも紹介してきました)。

還元水の持つ高いアルカリ性と低い酸化還元電位(ORP)という特性が、この作用をもたらしているのでは、とされてきました。ORPは水の酸化力または還元力の強さをV (ボルト)で表示する、エナジック販売店の皆さんなら関心の高い単位ですね。この数値がマイナスなら還元力が優れている、というわけ です。

最近ではこのほかにH2(水素分子)の役割も注目されています。以下に紹介するのは、還元水を使った実験A、および水素が豊富な水素水を使った実験Bとその結果です。

実験Aでは、餌と水分の摂り方で、マウスを以下、4つの群に分けました。①普通食と通常の水(市販のミネラルウォーター)、②普通食と還元水、③高脂肪食と通常の水、④高脂肪食と還元水。

ここで使用された還元水は(レベラックシリーズのような)連続通水式ではなく、水を溜め隔膜電解法でおこなう方式の生成器で作られました。

連続通水式の生成器の場合、水の種類や水量に応じて還元水のpHやORP値、また水素濃度は常に変化します。そこでこれを一定の条件に設定するため、水を溜めて生成するこの隔膜電解法の機械を使ったのです。

この生成器で市販のミネラルウォーター (pH7.8)を3時間連続電解してできた陰極の還元水(pH = 11±0.48、ORP = -495±27mV、H2=0.2mg/L)を実験に使用しました。

その結果ですが、高脂肪食を摂ったマウスは12週後には普通食を摂ったマウスより72%も体重が増加し、肝臓は脂肪肝になっていました。しかし、還元水と通常の水との間の差は認められませんでした。

還元水は作り立てを飲もう!

次が水素水を飲ませる実験Bで、高脂肪食の餌を与えたマウスを、飲ませる水の種類で3つの群に分けました。①通常の水、②低濃度の水素豊富水、③高濃度の水素豊富水です。

この水素豊富水は、マグネシウムを水に入れると水素分子が発生する性質を利用して作り、濃度は、高濃度水素水が0.8mg/Lで、低濃度水素水は0.3mg/Lに設定しました。pH は約8.0に調整し、水素濃度を一定に保っため、毎日測定されました。

また、平均の飲用量は高濃度の水素水のマウスで8.83mL/日、低濃度の水素水のマウスは3.66mL/日でした。通常の水を摂っていた対照群のマウスの飲用量は3.34mL/日でしたが、いずれも餌の摂取量に差はありませんでした。

結果を見ると、まず体重については、高濃度の水素水飲用のマウスは他のマウスに比べて増加は少なく、脂肪組織の増加も少ない結果となりました。肝臓の組織を観察しても同様な結果が得られました。

同時に非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の関連遺伝子の発現についても検査を実施しましたが、高濃度の水素水を飲用したマウスのみに脂肪酸代謝関連遺伝子の発現の抑制が認められました。また、脂肪組織から血液中に分泌されるアディポネクチンというホルモンの増加が認められました。これはメタボ抑制に有効性があるとして注目されているものです。

高濃度の水素水を飲用したマウスの飲水量が他に比べて3倍にもなっている理由は分かりません。 しかし結果として低濃度の水素水の飲用マウスに比べ、(濃度と飲水量を掛け合わせると)H2の摂取 量は約8倍になっています。

いずれにしろ、この結果を見るかぎり、豊富な水素が非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の発症抑制に関連している可能性が示唆されたといえます。

他方、実験Aでは、pHが十分に高くORPが低い還元水を使用したにも関わらず、NAFLDとの関連 性は認められませんでした。脂肪性肝疾患の抑制のために大切なのは水素ということになります。

これまでも溶存水素には肝保護作用があるのでは、という説が存在していました。豊富な水素水の 飲用マウスを使った実験Bは、それを裏付けたといえるかもしれません。ただし、水素濃度が高い必要のあることが分かりました。

還元水に含まれる溶存水素にも同じことが言えます。電解水生成器で生成した直後の還元水をコップに入れてみると、微細な泡がたくさん出ているのが見えます。これが溶存水素です。この水素はガスですから時間と共に抜けます。効果的に還元水を摂取するためには、なるべく作り立てを飲みたいものです。

はっちの 「電解水のある生活」 

還元水使用で炊き込みごはんは

美味しさ倍増!

新たにオミクロンなどという名前のウイルスが登場し、猛威をふるっています。いったいコロナ禍はいつ

わたしもダンナも、季節の野菜を入れた炊き込みごはんが大好きです。美味しいですからね!加えて栄養のバランスが良いので、一押しです。

そこで今日は「はっち特製炊き込みごはん」を作ってみました。

用意した材料は、お米3合と、具材として姫たけのこ3本、ゴボウとにんじん各3分の1本、そして油揚げ1枚に鶏肉適量です。

■昆布ダシも還元水でとろう!

味付けにするため、まず還元水で昆布ダシ汁を作っておきます。還元水に昆布を2時間ほど浸して おいたら、薄い昆布色のうまそうなダシができあがりました。

さらにゴボウはササガキにしてpH9.5の還元水でアクぬきをしました。すると、みるみるうちに水の色が茶色に変わってアクがぬけていきます。さすが還元水のチカラ(膨潤力)はすごい!

姫たけのこは水煮を使ったので、還元水で洗って細かく切っていきます。にんじんも千切りにして還元水に浸けました。引き続き油揚げを千切りにし、鶏肉も細かく切って、これも還元水でサッと湯通ししました。こうすると油がよく抜け、鶏肉が軟らかくなるので、旨みが増すのです(^^)。

■旨み十分の仕上がりに

研いだお米には酒・みりんをさっとふりかけて、作っておいた昆布のダシ汁を2カップ分入れてサックリかきまぜます。そして炊飯器へ。

ダシで使った昆布も一緒に炊き込むので、炊飯器には還元水をいつもより若干少なめに入れ、30分くらい置いてから具材を入れて醤油を少々加え、軽くかき混ぜて、スイッチオン!

米や野菜など各種食材の仕込みから炊きあげまで、還元水をフルに使っているので、それぞれの旨 みが引き出され、何ともおいしい炊き込みごはんになりました!

さらに、ふっくらでき上った旨味凝縮の炊きこみごはんの上に、パラパラっとネギのみじん切りをトッピング。

ごはんのお供には、還元水でつくった豚汁を。これで、素材の美味しさいっぱいの夕食メニューになりました。大満足(^0^)!

第15回Dr. マリが綴る「水ご健康」AtoZ

エナジックインターナショナル顧問
医学博士 上古眞理(じょうこ まり)

株式会社エナジックインターナショナル 広報誌 『E-FRENDS』より転載

電解水ではたして悪臭は消せるのか?

電解水を使った「香害」対策の

研究結果で示されたこと!

「香害」(公害ではありませんよ)という言葉をご存知でしょうか? 柔軟剤、消臭除菌スプレー、制汗剤、芳香剤、合成洗剤など、強い香りの入った製品による健康被害のことです。

【その香り困っている人がいるかも?】

これは、2021年8月に消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省が作成した合同ポスターのキャッチコピーです(右のポスターを参照)。そこにはこうも書いてあります。

「柔軟剤などの香りで頭痛や吐き気がするという相談があります。自分にとって快適な香りでも、不快に感じる人がいることをご理解ください」

「香りの強さの感じ方には個人差があります。使用量の目安などを参考に、周囲の方にもご配慮いただきながらお使いください」

省庁が合同でこのようなポスターを制作しなければならないほど、「香害」はいま深刻になっています。実際、わたしたちの周囲にはさまざまな臭いを消すための人工的な香りで溢れています。

ドラッグストアに入ると、いろいろな商品の臭いが入り混じっています。わたしはとても苦手なので香りのついていない製品を探して買っています。

一方、化粧品の香りが以前より薄れたように思えるのは、人工的な香りが苦手な女性が増えたからでしょうか?

社会問題化する「化学物質過敏症」

こうした香りの大半が合成化学物質です。人によっては症状がきつくなって化学物質過敏症と診断され、どこにも出掛けられなくなるケースさえあります。社会問題にもなってきているのです。

このように香りをつける目的は不快な臭いを消すため、ということが多々あります。そこで香りに頼らず臭いだけを消す方法として電解水を使えないか、というユニークな研究を近畿大学工学部がおこない、論文を発表しています。

そのタイトルは「生活環境中の臭気成分に対する電解水の消臭効果」(『近畿大学工学部研究報告』No.54,2021年,p.13-16掲載)で、著者は野村正人近畿大学名誉教授ほか4人です。

現在、臭気成分としては22種類の化合物が指定されています。そのうちアンモニア臭やニンニク臭を含む12種類の臭気成分をA からDの4グループに分けて、消臭効果を測定しました。

消臭用に使用した「水」は、食塩水溶液(0. 2%以下)を電気分解してできた、酸性電解水とアルカリ性電解水(還元水)、そして精製水の3種類です。酸性電解水はpH3.0~5.0、 塩素濃度20~60ppmのもの。還元水はおよそ0.02%の水酸化ナトリウムを含むpH11~12の水溶液です。比較物質としては 精製水を使用しました。

電解水で消臭効果を測る実験

A~Dそれぞれの臭気成分は次のとおり。●Aグループ[窒素系:アンモニア(NH3)][トリメチルアミン(TMA)] ●Bグループ[アルデヒド系:アセトアルデヒド(AAA)][2-ノネナール(2-NA)] ●Cグループ[脂肪酸系:酢酸(AA)][イソ吉草酸(IVA)] ●Dグループ[硫黄系:硫化水素(H2S)] [メチルメルカプタンMM)][アリルメルカプタン (AM) ][アリルメチルスルフィド(AMS)][ジメチル ジスルフィド(DMDS)][ジメチルトリスルフィド (DMTS)]

結果は次のとおりでした。

Aグループの窒素系臭気成分は水溶性で、どの水でも消臭効果がありました。中でも酸性電解水が一番高く、TMAに対しては99%の消臭率を示しました。

一方、精製水は78.4%、還元水は78.4%でした。NH3も水溶性でどの水でも消臭効果が見られましたが、精製水で74.4%、酸性電解水で78.6%、還元水で64.3%という結果でした。

BグループのAAAはアルコールの分解過程で作られる物質ですから、酒臭い臭いです。消臭率は精製水18.7%、酸性電解水18.7%、還元水12.5%でした。加齢臭として知られる2 -NAの消臭率は、精製水16.6%、酸性電解水20.5%、還元水10.4%でした。

脂肪酸系のCグループはどの水でも97%以上と高い消臭率でした。硫黄系臭気成分のDグループの中では、ネギやニンニクの臭い成分であるAM とAMSに対しては、酸性電解水で90%の消臭率が確認されました。精製水や還元水は消臭率0%でした。

酸性電解水の消臭性を確認

AMとDMTSは最近、食事とは関係なく、ストレスがかかると普通の汗の臭いとは異なる不快な臭いとして発生することが知られています。DMTSについてはどの水も消臭率0%でした。

H2SとMMは口臭の原因にもなる物質ですが、MMに対しては酸性電解水が33.3%の消臭率、精製水は6.7%、還元水は11.1%でした。しかしH2S についてはいずれの水でも消臭率は0%でした。

この報告では酸性電解水が特にストレス臭のAMに有効で、その他、アルコール臭、加齢臭、口臭 にもある程度有効なことがわかりました。

ところでこれらの体臭の原因は、腸内状態とも密接に関連しています。そこで腸の健康を維持するための水分補給としては、還元水の飲用が最適である、ということはこの連載で何度か取り上げました。いわば還元水は「臭いのもと」を消すための有効性があるというわけです。

ほかにわたしがお奨めするのは、日々のストレスの解消のために自然の中で過ごしてみることです。 そうすると自然の香りが心身を癒してくれますし、芳香剤が不快に思えてくるかもしれません(わたし はそうでした)。

はっちの 「電解水のある生活」 

還元水でカット野菜を洗浄すると

こんな効果が!

新たにオミクロンなどという名前のウイルスが登場し、猛威をふるっています。いったいコロナ禍はいつまで続くのでしょう。

そんな日々の食事についても、平常時とは違った傾向が表われているようです。すなわち調理済みの惣菜など「中食」用とされる食品の購入額が増加しているのです。

リモコン仕事の増加や不要不急の外出の自粛などによって、家で過ごす時間が長くなり、外食は激 減。他方、家で飲食をする機会が増えているからというわけです。

■袋の表示で洗浄の要不要の確認を!

そんな食生活に便利なのが、すぐに使えるカット野菜ですね。そこでお聞きしますが、あなたはカット野菜を洗いますか? 洗いませんか?

野菜を「洗う」ってけっこう手間暇かかります。わたしがよく利用しているカット野菜の袋には、「新鮮な野菜をきれいな水でよく洗いましたので、そのまま使えます」と表示してあります。

そう、カット野菜はそのまま使えるところがウリなのですね。でも、「一度水洗いをしてからご使用ください」という表示のカット野菜もありますから、袋の注意書きをよく見ることが大事ですね。メーカーによっては開封したときに、中から漂白剤のニオイがしたことがあります。このとき大活躍したのが還元水でした。

■還元水で新鮮さを取り戻そう!

還元水で洗浄し、そのまま30分ほど漬けておきました。するとニオイはきれいさっぱりなくなり、おいしくいただけました。

わたしは「水洗いをして」という表示のカット野菜も当然、還元水で洗浄しています。続けて漬けておくと、シャキっとして新鮮さを取り戻すようです。

加えて還元水が野菜の本来もっている旨みを引き出すのか、より美味しくなるのです。安全と新鮮さ と美味しさを一挙に実現! レベラックが作り出す還元水の素晴らしさを再認識できますね。

スーパーに並ぶ多種多様なカット野菜

カット野菜に限らず、野菜で何か気になる 場合は、まず還元水で水洗いしましょう!

第14回Dr. マリが綴る「水ご健康」AtoZ

エナジックインターナショナル顧問
医学博士 上古眞理(じょうこ まり)

株式会社エナジックインターナショナル 広報誌 『E-FRENDS』より転載

還元水飲用は糖尿病に効果を期待できる?

還元水飲用群と浄水飲用群で

比較実験した結果を紹介!

糖尿病患者は世界的に増加の一途を辿っています。以下、IDF(国際糖尿病連合)の統計数字を使って紹介してみます。2021年には糖尿病患者は世界で5億3,700万人、日本では1,100万人とされています。2015年の報告では日本の糖尿病患者数は世界9位でしたが、2017年には10位以下に下がりました。しかし2021年の数字では9位に戻ってしまったのです。

こうした糖尿病患者の90%が2型糖尿病で、主な原因は、都市化、高齢化、運動不足、不健康な食事、過体重や肥満です。ひと言では「生活習慣が原因」といえるでしょう(1型は自己免疫疾患が原因とされています)。

日本では2019年に糖尿病関連の医療費は2.6兆円使われていますから、予防と患者の削減は喫緊の課題といえます。

■効果的な運動療法と食事療法

糖尿病は薬物療法以外に運動療法、食事療法が大事です。これは健康的に生活する上でも同様です。

といっても激しい運動をする必要はありません、実は日常生活で十分に動けていれば、わざわざ運動をする必要はないのです。都市化で運動不足になるといわれていましたが、実は最近、地方の人の方が運動不足になることが多いのでは、とされつつあります。

というのも、地方では交通の便が悪いためどこに行くにも車が必要ですが、都会の場合は交通機関が発達しているので、案外、歩いています。注意しないといけないのは、コンク リートの上を歩くとクッションがないため膝を痛める原因になることです。

通勤時もクッション性のあるウォーキング用の靴を履いて、少し歩幅を広くして筋肉を使い歩くとそれだけでよい運動になります。そして休みの日にできれば土の上を歩く機会を作ると、とてもいい運動になります。ただし、整備された芝生は除草剤などの化学薬品が使われていることがあり、体に悪影響を与えることもあって注意が必要です。

糖尿病患者の食事の基本は、間食を控えて食べすぎず腹8分目までにすることです。そしてアルコールは飲みすぎないこと。食事内容としては、インスタント食品、加工食品、冷凍食品はなるべく避けましょう。砂糖を使わず、天然の塩、醤油、味噌、出汁で味付けをしたいですね。昔ながらのご飯と汁物、主菜と副菜の組み合わせが一番簡単で、糖尿病患者にふさわしい食事なのです

■高い血糖値=糖尿病ではない!?

糖尿病というのは血糖値が高いことだと思っている人が多いと思います。しかし食事を摂ると糖が消化吸収されて、誰でも血糖値は上がります。そして膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血中の糖を細胞の中に取り込んでエネルギーとして使用できるようにします。このインスリンの効き目がうまくいかなくなることを“インスリン抵抗性”といいます。肥満や運動不足などさまざまな原因によって、このインスリン抵抗性が高くなって血糖値が下がりにくくなると、たくさんのインスリンが必要になります。

それが長期間続くと膵臓が疲れてきてインスリンの分泌量が減退し、(2型)糖尿病になるわけです。この場合、運動療法や食事療法を頑張ってもインスリン抵抗性はなかなか改善しません。

■東北大学の実験が示した有益性

その解決策として期待されているのが、以下に示した実験のような「還元水の飲用」なのです。

東北大学高度教養教育・学生支援機構の小川晋准教授(研究当時は東北大学大学院医学系研究科)らのグループは、2型糖尿病患者が電解水素水(還元水)を日常的に飲用することで、高値のインスリン抵抗性に改善効果があることを明らかにしました(論文は日本糖尿病学会『Diabetology International」誌の電子版2021年7月18日号に掲載)。

実験は、インスリン治療を受けていない2型糖尿病患者を対象におこないました。電解水生成器を 還元水だけ出るものと浄水のみが出るものを見た目が分からないように改造し、患者も還元水だけと 浄水だけを飲む群に区分けました。

そして、それぞれに3カ月間、毎日1500mlから 2000mlを飲用してもらいました。そのうえで、還元 水を飲んだ群(23名)と浄水を飲んだ群(20名)で臨床データを比較しました。

そうすると、還元水を飲んだ群は血中の乳酸濃度が低下し、尿中への尿酸の排泄の増加と尿のpHの上昇が見られました。還元水を飲むことによる副作用は認められませんでした。論文の概要では、インスリン抵抗性の改善について2群間の有意な差は認められませんでした。

しかしインスリン抵抗性が1.73以上の高い群だけを取り出して解析したところ、インスリン抵抗性の改善と酸化ストレスの指標の一つである総酸化度(d-ROM)の低下が見られました。つまり活性酸素の働きが鈍ったとみることができます。

また、インスリン抵抗性が1.73未満の低い群については、還元水飲用群だけが総抗酸化度(BAP) が有意に上昇していました。これは抗酸化力が上がったということですから、歓迎すべき結果といえ ますね。

さらに、還元水を飲むと血清カリウム値が上昇したり、水素イオンが上昇したりすることで血中の酸性度が高くなって、さまざまな症状を引き起こすのでは、との懸念は杞憂でした。

また、水素イオンの上昇ではなく、水素分子の増加を示したため、「還元水はアルカリ性の水である」 ことを、改めて裏付けました。以下が実験の結論です。還元水の飲用は、不適切に増加した酸化ストレスを抑制し、インスリン抵抗性を減少させた。インスリン抵抗性が正常な人にとって還元水の飲用は 問題がなく、インスリン抵抗性が増加した2型糖尿病の人にとっては、有益な効果が期待できると考えられる一。

これは、健康維持のために飲む水として還元水が有用である、ということの裏付けの一つになる研究 ではないでしょうか。今後、さらに大規模なスタディ結果の発表が期待されます。

はっちの 「電解水のある生活」 

ノロウイルスにご用心!

 強酸性電解水で対策を!

相変わらず世界を襲っているコロナ禍。オミクロン株という新型ウイルスが登場し、脅威は一向に収まりそうもありません。そんな陰に隠れがちですが、ノロウイルスの恐ろしさは不変です。

ノロウイルス感染症は、手指や食品を介して経口感染し、激しい下痢・嘔吐・腹痛などの症状を引き 起こします。乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層が罹るうえ、長期免疫が成立しないため何度で も罹ってしまいます。

時期的には主に冬場に多発し、11月ごろから流行がはじまって12月~2月にピークを迎えます。

恐ろしいことに、ノロウイルスは人の腸管内だけで増殖しますが、乾燥や熱に強いうえ、自然環境下 でも長期間の生存が可能です。

そのうえ感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染・発症するため十分な対策が必要なのです。

以前には、1,000人を超える小学校の児童が食 中毒を起こす、という痛ましいできごとさえありまし た。この場合、給食用食パン、およびその製造工場の従業員からノロウイルスが検出されたのです。

■厚生労働省が認める殺菌効果

そこで、レベラックがつくりだす強酸性電解水によるノロウイルス対策を紹介してみましょう。

強酸性電解水とはpHが2~2.7で、厚生労働省が食品添加物(殺菌料)に指定して以来、認知度が高まり、飲食店の調理場などで活用される事例が増えてきています。

これまでも、手指の消毒、内視鏡の洗浄消毒などの分野で、厚労省はその効果を認めていましたが、 食品添加物としての認可は、強酸性電解水の使用分野をさらに拡大させました。

強還元水と一緒に使おう!

ノロウイルスが猛威を振るう時期であるいま、その対策に強酸性電解水はピッタリです。さらにこれ は、事実上、コロナ対策にもなるのですから、まさに一石二鳥といえます。

ではその使い方について説明してみましょう。まず強還元水(pH11~11.5)を15秒間ほど流しながら手指から手首までの間の汚れを落とし、次に強酸性電解水をまた15秒間ほど流しながらよく洗浄します。

この方法ならば、菌と汚れが著しく減少し、たいへん効果的です。皆さんもぜひ試してみてください。

第13回Dr. マリが綴る「水ご健康」AtoZ

エナジックインターナショナル顧問
医学博士 上古眞理(じょうこ まり)

株式会社エナジックインターナショナル 広報誌 『E-FRENDS』より転載

還元水は肝臓機能障害を抑制するってホント?

「酒に強い」「酒に弱い」とはいったい何を意味しているのか

年末年始は、普段アルコールをあまり摂取 しない人でも、飲む機会が多くなるのではないでしょうか。

アルコールは肝臓でアルコール脱水素酵素(ALDHI)によってアセトアルデヒドという物質に分解されます。次にアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって水と酢酸(お酢)に分解されます。日本人の4割はこの酵素の働きが弱く、4%は分解することができません。実は本人を含むモンゴロイド全体に同じ傾向があるのですが、アフリカ系やヨーロッパ系の人はALDH2の働きが弱かったり欠損していたり する人はゼロです。

お酒を飲むとすぐに真っ赤になったり頭痛や吐き気がしたりするのは、アセトアルデヒドが原因です。アセトアルデヒドはタンパク質やDNAと反応したり、活性酸素種を生成したりして肝細胞を傷つけ、脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝癌などのアルコール性肝機能障害の原因になるこがわかっています。

■「酒豪」は脳の“感受性”の低下ゆえ?

お酒を飲み続けていると、以前よりも強くなった、どうしてなのだろうと思う方がいるでしょう。

肝臓のシトクロムという酵素の働きでアルコールの分解速度が上がって「強く」なることがあります。しかしそれより、飲み続けることで脳のアルコールに対する感受性が低下し、アルコールの血中濃度が以前より上がらないと酔わなくなったため、お酒が強くなったと感じてしまうのです。

逆に、昔はお酒が強かったけれど最近は弱くなったなあという人もいると思います。

これは、もともとあまり強くなかった人が飲み続けて脳の感受性が低下していたのに、飲む機会が減ったことで元に戻っているのかもしれません。

あるいは、加齢で肝臓の機能が落ちてきたことが原因かもしれません。それだけでなく肝臓に負担がかかっている状態、たとえばいろいろな薬を服用していたり、ストレスを溜めていたりすることで、肝臓が悲鳴を上げているからかもしれません。

焼酎やウイスキー、ブランデーなどアルコール度数の高いお酒を飲む合間に、水やアルコール度数の低いビールを飲むことがあります。これは悪酔いを防止する意味と脱水を防止する意味があるとされています。

アルコールは利尿作用がありますから、飲んだ量以上が尿になって出ていきます。それだけでなく、アルコールを分解する酵素が働くためには水分が必要なのでそこにも使われます。ですから水を飲まないと、どんどん脱水状態になってしまいます。

アルコール度数の高いお酒を飲んだ翌朝に、ものすごい喉の渇きを感じたりするのは、脱水状態になっているからです。

こうならないためにはアルコールを控えめにすることが一番なのですが、飲んでしまったら、しっかり還元水を飲むことがお勧めです。

この還元水が肝機能障害の抑制につながる可能性については、マウスを使った実験結果を9月号で紹介しました。ただし、そのメカニズムははっきりしていませんでした。

■ヒトの肝細胞株を使った実験結果

このメカニズムの解明について、早稲田大学・人間科学学術院の原太一教授らによる最新の研究 報告があったので紹介します(論文掲載誌は 『Antioxidants』2021年5月。アルカリイオン整水器協議会と早稲田大学のホームページでも紹介されています)。

この研究は肝細胞株を用いておこなわれました。肝細胞株がアルコールの中でどのような影響を受 けるのかを調べたのですが、アルコール濃度が高くなると、肝細胞株の24時間生存率が低くなりました。

具体的には、濃度4%で生存率は半分になり、8%になるとほぼゼロになりました。高濃度のアルコールの中で肝細胞株は生きられないのです。

これは浄水を使った実験でしたが、では還元水を使うとどうなるのか――(高~低)4段階の水素濃度の還元水に、それぞれ4%の比率のアルコールを混入させた(濃度4%の)培養液で肝細胞株を培養したところ、一番高いレベル4濃度12601350ppb(ppbは10億分の1単位)の還元水では、肝細胞株の生存率が浄水よりも優位に高くなりました。

また、アルコール度数を4%だけでなく、0、1、 2、8%でも実験培養したところ、肝細胞株の生存率は、アルコール度ゼロなら100%で、1%では還元水の方が浄水より生存率は上回り、2%は4% と同様の優位に高い生存率を示しました。しかし、8%になると、還元水でも浄水でも生存率はほぼ0%となりました。

さらに実験を重ねた結果、水素濃度が高い還元水はエタノールからアセトアルデヒドに分解される時に使われるALDH1の働きを抑制し、アセトアルデヒドから酢酸と水に分解するALDH2の働きを活性化することで、肝細胞株のアセトアルデヒドの量を減らすことが明らかになりました。

還元水は有毒なアセトアルデヒドの量を減らし、その結果、活性酸素種の生成を抑制して肝細胞を保護するのではないか、と論文では結論付けています。

ただし、この研究は細胞レベルのもので、実際に口から還元水を飲んだ場合に同じような結果が得られるかどうかは、これからの課題になります。

したがって、少々深酒をしても還元水さえ飲めば肝障害を防げるから安心、などと思って油断しないでください。それよりも、自分の体がアルコールにどれくらい耐性があるかを自覚して、楽しく健康を損なわないように、アルコールと付き合いたいものです。

はっちの 「電解水のある生活」 

酸性電解水パワーでお風呂場がピカピカに!

日ごろの酸性水風呂で浴槽がキレイになったことに気を良くしたので、最近はお風呂に入れる酸性電解水の量も増え気味です(^^;;;;)。

たまたま我が家にあった、4リットルの焼酎が 入っていた巨大ペットボトル。邪魔だから早く捨てないと・・・・なんて思っていたのが大活躍!

これを使えば、台所で酸性電解水を汲むのも持ち運ぶのも便利です。

さて、酸性電解水を入れたお風呂の湯は、どれだけの洗浄力があるのでしょうか。100リットルに対 して10リットルの酸性電解水を入れて沸かしてみました。

強酸性電解水をプラスして

翌日、ほんのり温かい風呂水で洗面器などお風呂小物を洗ってみました。まずは、浴槽の中に、小 物たちをドボン!この時、強酸性電解水を1リッ トルほど加えてみました。

すると、風呂の残り湯だけで簡単に湯垢が落とせたのです。普通に食器を洗うような感じで、スポンジでキュッキュッ!

いままで、こんなに楽に汚れを落とせたことはないですね。浴槽洗剤を使っても、なかなか汚れが落ちず、ただ腕が疲れてしまっただけなんてことも度々。しかもピカピカに磨きがかかるのが凄い!浴槽もそうなのですが、洗剤と湯だけでここまできれいになったことはありません。

さらに「水」を使っているので、ムセルような洗剤の臭いがしないのと、軽く水を流して汚れを流すだけでよいので、大助かり!

酸性電解水で衛生面もアップ!

酸性電解水は、水垢などのようにカルシウム分 が付着してできた汚れを落とすのに、力を発揮します。さらに、除菌作用もあるので、洗浄だけでなく衛生さを保つことができるため、水回りの掃除には ピッタリですね(^^)。

浴室のタイルの掃除には強酸性水スプレーをシュッシュ!さらにスポンジでタイルのメジをキュキュッとこすると、キレイに黒ずみがとれるではありませんか。

あまりに面白いようにおちるので、タイル全部を強酸性電解水で洗ったら、水あかのクスミもとれてタイルがキレイに甦りました!(^^)

風呂場の黒ずみ落としに威力を発揮してくれた強酸性電解水のパワーにも脱帽です。

第12回Dr. マリが綴る「水ご健康」AtoZ

エナジックインターナショナル顧問
医学博士 上古眞理(じょうこ まり)

株式会社エナジックインターナショナル 広報誌 『E-FRENDS』より転載

還元水の飲用にビフィズス菌が増加?

還元水が腸内細菌に作用してあなたのウンチは健やかに!?

今回は、還元水の摂取が便の硬さと腸内細菌に及ぼす影響について実施された、興味深い研究結果を紹介します

まずお聞きしますが、あなたが日ごろ排泄している便はどんな様子ですか。ブリストル・スケールというモノサシ(下図)を使って、確認してみてください。

便のタイプを把握しよう!

タイプ1はコロコロ便。よくウサギのうんこみたいといわれる硬さと形のものです。タイプ2はソーセージ状でも硬いので、排便時にお尻が痛くなるような便です。タイプ3はやや硬く表面にひび割れがあるソーセージ状の便。タイプ4が普通便。スルスルっと排便できて多いととぐろを巻く便です。

タイプ5はやや軟らかい便で、しわがあって半分固形になっているものです。タイプ6は泥状便で、ふにゃふにゃで不定形の便です。タイプ7は固形物を含まない、いわゆる水様便です。このうちタイプ1、2は便秘状で、タイプ6、7は下痢便とされるものです。2019年に京都府立医科大学の伊藤義人教授や高木智久准教授らによる、日本人の便の硬さの調査・研究の結果が報告されました。

それによると、健康な男性の60%がタイプ5と6のゆるい便の傾向でした。一方、女性ではタイプ1、2の硬い便の割合が多く、若い男性ではタイプ1、2はなかったと報告されています。つまり男性は下痢傾向にある人が多く、女性は便秘傾向にある人が多いということです。

次に、学術雑誌『Medical Gas Research』 (2021年10月号)に発表された“アルカリイオン水(還元水)の摂取が便の硬さと腸内細菌叢に及ぼす影響”という内容の論文を紹介します。

山梨大学の小山勝弘教授らの研究で、健康なボランティアの男性20人に参加してもらい実施しました。参加者は年齢が30-59歳で非喫煙者、かつ抗酸化物質を常用せず、還元水も常用していない人たちです。また試験中は激しい運動はしないように指示しています。

半数の10名には、2週間、1日250ml入りのアルミパウチに入った還元水を2パウチ(500ml)飲んでもらいました。残り10名には アルミパウチ入りの浄水を同量、飲んでもらいました。この実験は誰が何を飲んだか分から ないよう二重盲検法でおこなっています。

なお、還元水も浄水も同じ水道水から同じ生成器で作ったもので、還元水はpH9.5、水素濃度0.3mg/Lに調整しました。

還元水飲用2週間後の結果は?

 試験参加者の便の硬さと排便回数はアンケートにとって記録しました。さらに排便回数が0回の日はブリストル・スケール値が出せなかったり、複数回の日は複数のスケール値になったりするため、2日間ごとにスケール値を合計し、それを排便回数で割ってデータとしました。たとえば2日間でスケール値が4と5の便が各1回とすると、(4+5)÷2回でスコアは4.5となります。

なお便の採取は試験開始前日と試験終了日におこなっています。

多くの日本人の腸内細菌叢は、アクチノバクテリア門、バクテロイデス門、ファーミキューテス門と呼ばれる3種類で構成されていますが、あらかじめ調べたところ、参加者も同様でした。

さてその試験結果はーーー。還元水を2週間飲用した10名のうち9名が、アクチノバクテリア門の割 合が有意に増加しました。他方、浄水を飲んだ群では有意な変化は見られませんでした。

より細かく解析したところ、還元水を飲んだ群はアクチノバクテリア門に含まれるビフィズス菌の割合が増加していました。浄水を飲んだ群に有意な変化はありませんでした。

ブリストル・スケールを見ると、還元水を飲んだ群の試験前はタイプ3から6に分散していましたが、試験後は正常のタイプ4に収束していました。浄水を飲んだ群は人によって変化はありましたが、一定の傾向は見られませんでした。

筆者も還元水飲用後に便を調べた!

『腸内細菌学雑誌』(2004年/18巻2号)に、ビフィズス菌を錠剤で摂取させたところ、便の硬さや回 数に改善が見られた、という森下仁丹の実験結果が載っていました。

前出の京都府立医科大学の試験結果は、この実験が裏打ちしていると思われます。つまり、還元水を飲むことでビフィズス菌が増加し、それが便の硬さなどを正常にさせたと考えられるのです。

ビフィズス菌というのは乳酸菌とともに腸内細菌の善玉菌の一種です。離乳前の赤ちゃんは便の 90%以上がビフィズス菌ですが、年齢とともに減ります。60歳以上になると0%になる人もいます。しかし菌の種類は一生を通じてほとんど変わりません。

また腸内細菌は年齢だけでなく、食べ物やストレスでバランスが変わることがあります。わたしは還元 水を飲み始める前に、興味があってある検査機関で自分の便の腸内細菌について調べました。そして還元水を飲み始めてから1年以上たった昨年10月に、もう一度検査をしてみました。

すると、飲用前に0.14%だったビフィズス菌は、4.51%と大幅に増加していました。ちなみにその検査機関での健常者の平均値は1.4%ですから、それと比較してもかなり増えたといえます。

その間、わたしはビフィズス菌のサプリメントや薬を飲んでいませんし、食生活が大きく変わったわけ でもありません。したがって、わたしの場合も腸内細菌の変化の原因に還元水が大きく関与していた可能性があります。

腸内細菌を調べなくても、善玉菌の割合が多いかどうか確認する簡単な方法があります。それは日々の便の様子を観察することです。善玉菌が増えると便はあまり臭くなくなり、色も黄土色、そしてブリストル・スケールのタイプ4になります。観察は健康増進のための第一歩ですよ。