今年の夏は全国的に猛暑続きでした。あちこち で40℃を超える暑熱に襲われ、残念ですが、熱中 症で亡くなる方もたくさん出てしまいました。
暑さをしのごうと、いろいろな器具が登場しました。扇風機一つを取ってみても、従来型以外に、卓 上・小型・首掛け式・冷風機等々、多種多様な器具が使われました。わたしの友人の中にも、小型扇風機を持ち歩いている人がいましたね。
そんな中、伝統的と言っていいのが「日笠」で す。数年前、「日笠男子」が話題になりましたが、いまもなお、多くの女性の必須アイテムとして盛んに使われていますね。わたしもそう。やはり“日除け” には日笠が一番ですよね。
■あなたの日傘は洗えるタイプ?
そんなわけで、猛暑の最中、日傘が大活躍したことでしょう。しかし夏が去ってみると、すっかりお世 話になった日笠は、どこか色あせているし、汚れも目立ちます。そもそも保管状況が悪かったせいも あったのかもしれませんが、これは何とかしなくちゃ!
日傘には、綿、麻、絹製のほか、晴雨兼用など撥水加工をしてある傘もありますが、自分で洗うことができるのは「綿」や「麻」でしょうね。
ただし細かいレースものは生地をダメにしてしまうので、綿や麻でも避けたほうがいいみたいです。
■干す時は日陰&風通しの良い所に
さて、洗い方はというと、まず傘を広げて全体を 強還元水でまんべんなく濡らし、少し間を置きます。これで汚れを落ちやすくしておいて、次に洗濯 用洗剤を還元水で溶かして洗濯液を作り、スポン ジにつけて優しく洗っていきます。
このときガシガシ洗いはNGですよ! 洗濯ブラシを使う場合にも、ケバ立たないよう優しくしましょうね。
それから(お風呂場などで)水道水で結構ですから、両面をよくすすいで水を切ります。骨の部分はさびないように、しっかりと水をふきとってあげましょう。これで、わたしの日傘も見違えるようになりました。
干すときには日陰で風通しの良いところに半開きで置きます。全開にすると型崩れをしやすいので 要注意です。お天気の良い日に日傘を洗うと、早く乾くのでおすすめですよ(^^)b